脳性麻痺に関する産科医療補償制度の補償申請について

脳性麻痺の定義に関する参考事例

  掲載している参考事例と同じ診断名や病態等である事例でも、個別の事例の状況により審査結果が異なる場合がございますので、ご留意ください。

(1)生後3ヶ月に感染症が発症した事例

【参考事例 — 1】

予定帝王切開で仮死なく出生し、日齢8に退院した。退院後も体重増加良好で順調に経過していた。1ヶ月健診でも異常の指摘なく、体重増加良好で、順調に経過していた。生後3ヶ月、発熱と哺乳不良を認め受診し、精査加療のため入院した。入院直後の頭部画像では陳旧性変化はなく、脳浮腫を認め、急性期の所見であると判断された。髄液からウイルスが検出され、そのウイルスによる脳炎と診断された。
発症までの経過や頭部画像所見等から、ウイルス性脳炎による脳障害が生じたのは新生児期(生後4週間)より後であることが明らかであり、その脳障害による運動障害であると判断され、本制度の定める脳性麻痺の定義に合致しないとして、補償対象外とされた。

ポイント!

本制度にいう「脳性麻痺」とは、受胎から新生児期(生後4週間)までの間に生じた脳障害に基づく運動障害としています。したがって、新生児期を過ぎて生じた脳障害に基づく運動障害であることが明らかであると判断される場合は、本制度の定める「脳性麻痺」の定義に合致しないため、補償対象外となります。
審査委員会では、提出された専用診断書や頭部画像、診療録等をもとに総合的に判断しています。

なお、仮に新生児期までの間に生じた脳障害と判断された場合、本制度の定める「脳性麻痺」の定義には合致しますが、補償対象となるかどうかは、感染症が除外基準に該当するか否かの審査により判断します。


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